多肉・多肉・多肉!
ふらりと松屋銀座に寄ったら、「FINE GINZA MARKET」という催事をしていて、さまざまなクラフト作家さんなどが魅力的な展示をしていた。中でも心惹かれたのが、「TOKIIRO」の多肉植物! なんともワイルドで、生命力に満ちあふれている。釘付けになっていると作者が現れ、いろいろと話を聞いたのだけど、私が知っている多肉植物の育て方とはまったく違っていて驚愕。
よく言われているのが、「水を与えすぎてはダメ。雨水のあたらないところで乾燥気味に育てる」というもの。そうじゃないんですか? と尋ねると、これらは雨風にあてっぱなしの放ったらかし、野性的に育ったものなのだそう。うちで育つ多肉といえば、すぐにひょろひょろと徒長(光が足りなかったりすると茎がひょろっと伸びてしまう)してしまい、さもなくば枯れ、きれいに寄せ植えしてもすぐに乱れるので、ほとほと困り果てていた。
見よ、この生き生きとした多肉植物を! こんなに元気で幸せそうな多肉を見たのは、初めて。もし徒長してしまったら、すぐに伸びた部分をカットして植え替えればいいらしい。私はといえば、屋根のあるベランダに置いているにもかかわらず(西陽しか当たらない)、雨が降ると、吹き込んでくる雨で濡れないよういちいち部屋に避難させていた。ちょっと考え方を改めて、これからはスパルタでいってみよう。雨にあてるなら、人間からは一切水をあげない方がいいらしい。真夏と真冬を乗り越えるのがちょっとした賭けなのだそうだけど、そうこうしているうちに強くなっていくのだとか。
人間といっしょで、荒波に揉まれたほうが強靭になるのだな。たしかに、ベランダに置きっぱなしにしていた何も植えていない鉢で勝手に多肉植物が繁盛したことがあったっけ。
本当に素敵。うっとり。
いつか「TOKIIRO」のアトリエにも行ってみたいなぁ。
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