無花果の想い出
昔住んでいた家に唯一あった木が無花果で、この時期よく恩恵に与っていた。ただ、カラスなども狙っており、なるべく熟れたものを食べたかった人間との争奪戦で道路を汚してしまっていたのは困りものだった。ある時、近所の人から「G(で始まるイヤな虫)が寄ってくるから木を切ってくれ」と言われ、父があっけなく切ってしまった。木の根元で真っ黒な野良猫が子育てしていたこともあるほど、愛されていた木だったんだけどな。無花果を食べる度にそんなアレコレを思い出すのである。無花果、ドライも含めて大好き。
*gogomaiky
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