映画「人生フルーツ」
ずっと観なくては観なくてはと思っていたドキュメンタリー映画「人生フルーツ」を観てきました。
人生の折り返し地点をとうに過ぎた私は、今までとは違う周期に入ったことをつくづく実感しています。若い人たちよりも大先輩の生き方のほうに親近感を感じるようになり、世間からの扱われ方も変わってきました。それは昔だったら嘆くことだったかもしれないけど、今はNO。これからが人生の醍醐味というものなのだろうと思って、取り組んでいます。身体に不具合が出てきたり、若かった頃のようにエネルギッシュに動けなかったり、何かを諦めたりもするかもしれないけれど、それ以上のギフトを得ているのも事実。前までは感じなかった喜び、気付けなかった大切なこと。輝かしくて愛おしい。その感情こそが未来を心豊かに過ごすための貯金になるのかなと思っています。
津端修一さん・英子さんご夫妻の生き様はとても素敵でした。お互いを思いやり、チャーミングに、毎日を“コツコツ”と暮らしている。老後の悲壮な話も多い中、歳をとるのは悪くないと思えるお二人。私もその域にたどり着けるよう、一日一日を大切に、味わい、進んでいこうと思いました。
▼ここにネタバレありの撮影エピソードがあった。
https://www.cataloghouse.co.jp/yomimono/161220/
ちなみに、津端修一さんは阿佐ヶ谷住宅や多摩平団地を設計した方なのですね。私は多摩平団地のすぐそばの中学へ通っていたので、勝手に縁を感じてしまいました。
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