市場かごを大人買い

築地市場へ行くと、このようなかごを持って仕入れをしている人を見かける。最近ではインテリア特集などでも取り上げられ、部屋の収納BOXとして使っている人も多いのでは。

ついに私も買ってしまった。大きさで悩んで、2つも! ずっと前から「本当に必要に迫られない限り手を出さないでおこう」と思っていたのだけど、迫られました、必要に。


書きそびれておりましたが、先月八ヶ岳の麓にある山小屋に行きまして、冬の間は無理だけど(車が雪や凍結に弱い)、春になったらもっと頻繁に行くようにしたいかも……ということで、その往復にあれこれ荷物を運ぶのにこれ以外考えられないほどに必要になってしまいました。やっとできた「買う理由」。笑


例えば、「いつも愛用している鍋や調味料を向こうでも使いたい(から運びたい)」というときや、山での買い物は直売所を利用することが多いので、買ったものをポンポンと入れて型くずれなく運ぶのに最適。買い物から帰ってきたら、野菜の収納にも活躍するでしょう。私が買ったのは、鍋や重箱のようなものを傾けることなく入れられる最大サイズ(尺5寸)のものと、ふだんの買い物に使いやすい中サイズ(尺3寸)のもの。自転車のかごに入るくらいのサイズも欲しかったのですが、それは今使っている別のかごがあるので我慢。底の部分には補強の竹が入っていて、ものすごく頑丈。新しいものは青々しいフレッシュな香りがほわ〜っと広がりますが、年季が入り、色合いも手触りも落ち着いて馴染んでくるころには、さらに愛着が湧くことでしょう。丁寧に使えば10年、20年と使えるそうです。


手で編まれるかごは、昔から日本全国でつくられている伝統工芸品ですが、これは、岩手の鳥越地区に自生する一年ものの鈴竹で作られたかご。今はつくり手が減り、高齢化と後継者不足で産地の維持が危ういのだとか。多くの人にこのかごの素晴らしさが伝わるといいなぁ…。最近、使い込まれていく様の美しいものに触手が伸びます。一緒に歳を重ねていく喜び、大切に育てます♪


◎当サイトに掲載している画像およびテキストの無断転載はご遠慮ください◎
Unauthorized reproduction prohibited

*gogomaiky

0コメント

  • 1000 / 1000