ロングライフデザインには理由がある
このところ、ものを選ぶ基準が、機能性やデザイン以上に、「長く愛せるか」「経年変化が美しいか」ということが大切になってきました。
たとえば、「3世代に渡って使えます」などというものは、今から使っても私は長い期間楽しめないじゃないか、なぜもっと早くから使い始めなかったのか……と、とても残念な気持ちになってしまいます。古道具屋でいい味わいのものを見つけるのも良いけれど、やはり、1から自分が使って味わい深くなっていく様は、眺めながら何杯でもお酒が飲めるというものです。笑(最近お酒弱いですが)
今そんな風に育てているものは、鉄のフライパン&中華鍋、手打ちの雪平鍋、無水鍋、木製のキッチンツール、ダイニングテーブル……あれれ、キッチン周りが多いな。ファッション部門だと、革のライダースジャケットを育ててるかな。
そして最近仲間入りしたのがこちら。
説明の必要がないほど有名なL.L.Beanの通称「ビーン・ブーツ」ですね(ビームスとのコラボモデルですが)。若いときは人とかぶらないおしゃれを好んでいたので、定番中の定番というものにはあまり興味がなかったのですが、最近は、「ロングライフデザインには理由がある」ということがようやくわかってきました(遅)。わかっていなかった青い時代も楽しかったし、必要だった経験ですけどね。自分も年季が入ってきて、ようやくそういうものがしっくりくるようになってきたのかもしれません。
L.L.Beanはトートバッグがあまりにも有名ですが、歴史をたどると、このビーン・ブーツが会社起業のきっかけなんですね。すでに100年以上の歴史って、素晴らしすぎます。2017年にグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞したトートバッグが70年以上ですから、いかに愛されてきたか、信頼されてきたか、わかります。
これからじっくり大切に履き込んで、もしソールが減ったり壊れたりしても、下のゴムの部分を交換してくれるサービスがあるので(⇢参照)あと10年、20年経ってどんな味わいになっていくのか、楽しみでなりません。雨の日もスキップしちゃうゾ〜。笑
⬇現在育てている愛用のものたち⬇
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